エキスパート対談
SE編 EXPERT TALK成長を遂げている最中。
新たな仲間とSE部門を
盛り上げたい!
- SIT事業部 係長
中島 博 Nakajima Hiroshi
KCS大分情報専門学校 情報マルチメディア専門科
大分市出身/2016年入社 - SIT事業部 部長 大分大学客員研究員
橋本 哲男 Hashimoto Tetsuo
九州共立大学 工学部
別府市出身/2003年入社
建設コンサルタントのSEとは
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橋本
中島君は土木とは違う業界から転職してきたけど、SEとして働いてみて最初はどうだった?
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中島
覚悟はしていましたが、とにかく土木関係の専門用語が分からなくて苦労しました。
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橋本
私も前職で写真を活用した測量の経験はあったものの、それ以外はゼロからのスタート。道路にもこんなにたくさん種類があるんだとか、案件ごとに学んでいったよ。
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中島
でもSEの仕事って、システムをつくる上でお客様の企業や業界を理解することが欠かせませんよね。だから、建設コンサルタントのSEが特別に大変ということはないと思います。
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橋本
関わっている業界ごとの知識を学ばねばならないのは、どんなSEも同じ。それが当社の場合は土木関係の知識だというだけ。そう考えると、社内にその業界のスペシャリストがたくさんいる当社の環境は、すごく恵まれているんじゃないかな。
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中島
そう思います。社内にエンジニアしかいない企業だったら、自分で調べたり、お客様に教えてもらったりするしかないけど、当社の場合、専門家に気軽に質問できますから心強いですよね。
日建コンサルタントの強み
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橋本
当社くらいの規模で社内にソフト開発部署がある建設コンサルタントは、大分県内でとても希少な存在。地域のことに精通した当社ならではの自社開発システムをつくっていきたいと思っているよ。
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中島
大手メーカーでも類似システムをつくることはできると思いますが、開発から運用まで自社で、しかも同じ人間が担当することによる、きめ細やかなサービスは当社の強みです。また、当社のシステムはオープンソースと呼ばれるライセンス料が不要なソフトを組み合わせて開発しているので、お客様に安価で提供できるという点も喜ばれていますね。
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橋本
中島君は最近、新しい分野にもチャレンジしているよね。
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中島
畜産農家が飼育している肉用牛を管理するためのシステムを開発して、運用が始まったところです。当社の強みであるGISを活用したシステムとは異なる分野ですが、前職で培った業務管理系システムのノウハウを活かしながら取り組んでいます。
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橋本
私は以前、病院を開業する際に候補地の分析を行う「診療圏分析システム」を開発したことがあって、土木から派生して地域の課題解決に役立つシステムがつくれるというのも当社の魅力だね。さらに、「家畜防疫マップシステム」は大分県以外に4県の自治体で使われるようになっているし、大分だけに限らず地域に貢献できることにやりがいを感じているよ。
SEチームの今後の展望
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橋本
私がSIT事業部を立ち上げたのが15年以上前のこと。そこから、いろんなシステムをつくってきて、ベースとなるシステムの柱がある程度整ったと感じているよ。これまで蒔いてきた種が、芽を出してきたところなので、これからは、その芽を大きく育てていきたい。そのためにも、仲間となるエンジニアの育成は欠かせないね。
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中島
人が足りなくて、もどかしい思いをしているというのが正直なところです。ベースとなる既存のシステムをバージョンアップしてもっと使いやすくすれば、お客様に喜ばれるのにとか、部署を大きくして、やりたいことは次々に浮かんでいます。
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橋本
土木関係の業界でSEをやっていた人は少ないと思うので、別の業界から転職することで新たなアイデアが生まれたり、IT自体を未経験な新人ならではの柔軟な発想にも期待しているよ。
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中島
先ほど言ったように、土木のSEだから特別に難しいなんてことはありません。当社にはエキスパートから学べる環境、相談しやすく抜群に働きやすい社内の雰囲気などの魅力があるので、安心して飛び込んでほしいですね。